戸籍を読む

かいせいげんこせき

改製原戸籍

改製原戸籍は、戸籍の様式などが変わる前の元の記録です。読み方、改製前後の考え方、除籍との違い、同じ本籍の資料でも内容が異なる場合を図で解説します。

公開: · 更新:2026年10月20日

改製原戸籍(かいせいげんこせき)は、法令等の変更に伴って戸籍の様式や編製基準が変わり、作り替えられる前の元の戸籍です。「原戸籍」と略して呼ばれることもあります。現在の戸籍と区別するため、窓口などで「はらこせき」と呼ばれる場合もあります。

改製は、前の記録をすべて消す意味ではない

改製前の戸籍と改製後の戸籍を分けて見る図

新しい戸籍にすべての事項がそのまま移るとは限らないため、前の記録を確認する意味があります。現在の証明書に見当たらない人物や事項があっても、その存在が否定されたことにはなりません。

たとえば、ある人物がすでに除籍されていた場合など、改製後の記録だけでは経過を十分追えないことがあります。実際に何が載るかは、その資料を確認して判断します。

「昭和」「平成」の名称だけで範囲を決めない

戸籍の改製には複数の時期・経緯があります。コンピューター化の実施時期も自治体により異なるため、全国同じ年に一斉に変わったと考えないでください。

本籍と筆頭者が同じでも、異なる時期の記録がある場合があります。資料を整理するときは、証明書の種類、改製に関する記載、発行日を別々に残すと区別できます。

除籍謄本との違い

除籍謄本は全員が除かれた戸籍の記録、改製原戸籍は作り替え前の記録という違いです。どちらも先祖調査で使うことがありますが、単に「昔の戸籍」としてまとめないほうが請求時に伝わります。

「改製原戸籍を一通」とだけ伝えるより、誰のどの時期の記録を確認したいのかを説明し、請求先と必要な範囲を確かめましょう。戸籍で先祖をたどる方法では、資料の違いを調査の流れに沿って説明しています。

出典・参考資料

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